何かにツナガレテいると自分の意思さえ持てなくなってしまう。
管の本数が多い程、無虚感に苛まれると思っていたけれど1、2本減った程度では変わらなかった。
頭痛、誤嚥、耳鳴り、複視などの後遺症は回復のひとつで細胞の回復と気持ちが追いつかないのか。
そんな精神状態の中でで1つ願いが叶う。
ベッドの移動はできないけれど囲っているカーテンを開けてもらい窓の外を見られるようにしてもらった。
空を眺めるのは手術当日の朝以来。
天井やカーテンは歪むのに窓の外の景色は気が休まり消灯後まで外を眺めていた。
翌日は首からつながれている栄養の点滴を抜く予定。