第14話 敗北感

交通事故
やりきれないよ
傷
比べて
敗北感
ふりかえってみて

今後、髪が抜け落ちていく現実を受け入れられない。

今思えば私を励まそうとフジさんがおりちゃんを呼んだのかもしれないけれど、おりちゃんが笑えるようになるまでの時間を想像する余裕がなく、今のおりちゃんの明るさと泣くだけの自分を比べ更にズブズブと劣等感の沼へ。

吐き気があっても断らなかった面会を母に友人の電話番号を伝え、面会を断ってもらう電話をし終えた時、自分に負けた、、と思った瞬間でした。