第13話 新たな病気

すっかり患者
私でよかったんだ
たちどころに
ナニコレ
ふりかえってみて

ブラシで髪をとかすと痛みもなくゴッソリ髪の毛が抜け、寝てばかりいるから枕と頭がこすれたせいかな、でも、、と漠然とした不安を誰にも言えず。

明日で入院して1ヶ月という日、洗髪でお湯が流れないくらい髪の毛が排水溝が詰まったのを見て、これは異常なのに、冷静な看護師の態度がかえって怖くなり「何が起こっているか教えて」と詰め寄ると「先生呼ぶね」と。

その頃は「医師は万能」と思っていたので解決策があるから先生を呼んだのか、それか他の病気で髪が抜けるのか
考えていたら、はる先生が来ます。

次回になりますが、はる先生の言葉は今も忘れる事ができず、到底納得できるモノではありませんが、それは恨み節ではなく、先生も何て説明していいかという迷いが感じられ、段々と「医師も人なんだ」と思えるようになるのです。