日の出とともにカーテンを全開に開けて「おはようー!」と病室を仕切るおばちゃん。家が銭湯らしく番台で培ったコミュニケーションだろうと諦め、あれだけ怖かった無菌室に移りたくて仕方なかった。
おばちゃんが退院し、窓側に移ったら男子バレーボールの選手と会えるとか、この話題でいつも騒いでいる子。興味ない上、抗がん剤治療が始まっていたのか調子が良くない。そしてガタガタと体調が悪くなり、、
「前の病院で受けた治療程度の感覚で入院しないでね」
という、みち先生の言葉通り、3月までの入院生活のように、同室の患者さんとふれあう余裕はなく面会も両親だけでした。