-入院中の日記

「よく覚えていますね。」と連絡を頂くことがあります。

以前、こぼれ話で日記を捨てたことを載せましたが、入院中の日記だけは記録として保管してあります。


その日記帳を読み返しながら描いているので、これがなければ「今の私が回想した当時の私」を描くしかなく、内容も曖昧になっていたと思います。

数話先になりますが、寝たきりになります。

ひろ先生が休日なのに白衣を羽織りながら急いで病棟に駆けつけてきてくれた私服に、「ひろ先生、私服のセンスいいなぁOlive(雑誌)女子にモテそう」とそんな状態なら他に書き残したい事あるでしょと思うのですが残す意味など考えずに、ただ感情で一文走り書きしている事にリアルさを感じています。

私が身体を張った効果もなくひろ先生は研修後、血液内科ではない科を選び、現在はある病院の副院長です。