主治医となるまる先生の出会いはいいのもではなく、触診の後に丁寧すぎる手洗いの後ろ姿を眺めながら「この先生嫌だ~」と今日限りの付き合いになるよう願いは叶わず、、
それがこれからの長い長い紆余曲折にお付き合い頂くことになるとはこの時は思いもよりませんでした。
診察の後、柔らかな笑顔で無菌室を案内してくれるみち先生。今立っている1人通れるくらいの短い通路は面会室。通路の先はもうひとつ無菌室があり、この時は2部屋空き状態。
骨髄移植後そのガラスの向こう側で90日過ごすこと、極めつけが「これまでの治療の感覚で入院しないでね」の言葉。
「朗らかに言う内容じゃないよね!!」と心の声と格闘し「みち先生が主治医だったらよかったのに」の思いは無菌室見学で砕け散り「骨髄移植やーめよ」と自分の決意に晴々するのです。
(みち先生は「脳の中のシュークリーム」のライオン先生です)