第26話 予言より怖い現実

予言より怖い現実
産科と間違うなよ
法一っぽい
カッコよすぎ
ふりかえってみて

ノストラダムスの大予言とは1980年代に話題になった、核戦争、自然災害、公害問題、宇宙人襲来など人類滅亡説。

学校で友人達とキャーキャー騒ぎながら本気で怖がっていた人類滅亡より、月2回、病棟に届けられる請求書の金額の方が恐ろしい。

父に「お金大丈夫?」と聞くと「心配いらない」もう2度と言うなという空気。所詮子どもという立場、両親が家の売却まで考えていることは気付きません。

母の腹部にあるベーコンの脂身の部分のようなテカテカした筋、幼少の頃、痛くないのと聞いたら、お腹が大きくなるとできると教えてくれた、その同じモノが16歳でできてしまったことに大ショック!

まさ先生に産科行くなよとからかわれながら放射線科へ。全身照射のため身体のあちらこちらに赤いバッテン印を付けられた姿にお経を書かれた耳なし芳一みたいとひとり笑い。甘いマスクのかっこいい技師さんに一瞬でときめき、心を高鳴らせながら放射線治療が始まります。