第23話 クリスマスイヴ

3日3時間
どちらも限界
男性とか乙女座とか
クリスマスイヴ
クリスマスだー
ふりかえってみて

いっぱいいっぱいのひろ先生

翌日、点滴が取れた後、ひろ先生が点滴棒をガラガラ引きながら病室に!医師が点滴を受けながら患者を診るなんて入院経験の中でこの1度だけです。

連載のことを報告がてら久しぶりにひろ先生にメールを送りました。

「当時のことをリアルに思い出しています」「今でも経験が浅く、、」と
院長になられても、変わらず謙虚に患者さんと向き合う医師です。

まだ珍しかった、男性で看護師を目指すWさん。

「看護師になっても希望は叶わずどうせ力を必要とする科に配属されるんだ」と自虐的な話題ばかりでみんなで大笑い。夕方は何かの話から「俺、乙女座だけど」と同級生。「えー見えない!ってこれは自分勝手なイメージ!
Wさんのことだって、話してみたらあんなに嫌だったのが信じられない。Wさん、乙女座くんごめんなさい。この気持ちは忘れないように日記に綴り。。

翌日はクリスマス

まさ先生と笑い合う様子に「まさ先生の笑った顔初めて見た!」と看護師さん達。頼りなさげな、たけ先生(勝手なイメージ!)に少し不安、忙しい1日で寂しさなんて感じていなかった。

が、、年に1度しか出番のないうっすらと模様のついたお皿に、冷え冷えのチキンとパサパサのスポンジのショートケーキ。季節感のない入院患者のためにクリスマスを演出した夕食が、かえってザラついた物悲しい気持ちに。

そこに師長さん登場。4人部屋で同室の患者さんが同時に2人退院、しかも世間はクリスマス。きっと心配して様子を見に来られたのでは。

ところが「入院した日になんで、何階建てに住んでいるとか、寝るのは布団とベッドとちらかとか聞くのですか?」「看護師になって良かったことは」など質問ばかりしてしまいました。