さよならのあいさつ

さよならのあいさつ
200話

迎えの息子Aがコロナウィルスに配慮して念のため病院の出口の外で待っているので、荷物を自分で運ぼうとしていたら、、

退院の患者さんに挨拶したら、僕が運ぶよ

こぐま先生
こぐま先生
りょうこ
りょうこ

大丈夫です!患者さんのところに行ってあげて下さい!(最後まで優しい、、、)

ありがとうございました

こぐま先生とお別れし、看護師さんに荷物を運んでもらい一緒に外まで出ました。

この看護師さんは殆ど夜にしか会わず、入院中は頭部を保冷枕でで冷やしていて、暗い中黙っていつも保冷枕を2つ持ってきてくれる、そんな気がきく看護師さん。

りょうこ
りょうこ

日中会うのは珍しいですね

そうなんですよね

看護師さん
看護師さん
りょうこ
りょうこ

今までお世話になりました。皆さんによろしくお伝えください。

関わって下さった医療者代表で看護師さんにお礼を伝えました。

外へ出るとタクシー乗り場の前で息子Aが立っていました。


羽賀涼子

「脳の中のシュークリーム」退院で200話となりました。

毎日の日課として読んでくださる方、医療者からのご意見にこんな感じ方があるのかと学び、執刀医であるぱんだ先生の快諾とそんな皆様の「読んでるよ〜」の言葉に励まされ、
1度も休載することなく描き続けてこられた事を心よりお礼申し上げます。

ここでおしまいと考えていたのですが、日常の中でのリハビリ生活などもう少し連載を続けますのでお付きあい下さい。

その後は新たな連載が始まる予定です。